個人再生で銀行口座が凍結となった同じ銀行で新開設できるの?

「個人再生の手続きで銀行口座が凍結されるって本当?」

「銀行口座が凍結されると今後の開設に影響は出るの?」

個人再生は、借金を減額できる手続きで、個人民事再生とも呼ばれ5,000万円までの借金に適用できる債務整理の手続きです。

カード会社(クレジットカード会社・消費者金融・銀行)にとっては元本返済を減額されてしまうので、銀行口座を凍結して借金と相殺しようとするのは致し方ないとも言えますが、借金に逼迫しているあなたが預金を引き出せなくなることも生活費の面で大変困ることになりますね。

この記事では、そんな個人再生における銀行口座の取り扱いや、口座開設への影響をみていきましょう。

★個人再生の手続きで銀行口座が全て凍結されるのか

結論を言ってしまえば、あなたが持っている全ての銀行の口座が凍結される訳ではありません。

では、どういう口座が凍結されるのかと言うと、あなたが借金してる銀行ローンに限って、その銀行口座が凍結されるのです。

もし仮に、銀行系列の消費者金融で借金していた場合、その系列の銀行口座があったとしてもその場合は凍結の事態にはなりません。親会社が銀行で、そのグループ系列だったとしても子会社は別会社として扱われます。

ただし、銀行ローンをしている銀行で、別支店の口座を持っている場合には、「名寄せ」されて、その口座も凍結となるので注意しましょう。

言い換えると、借金がない銀行の口座には何も影響はありません。

•口座凍結されるタイミングは?

凍結されるタイミングは、あなたが個人再生をすることに決め、弁護士からカード会社に受任通知が連絡された後です。

預貯金口座を凍結されて引き出せなくなったら反論したくなるかもしれませんが、ローン契約する際に規約に書かれている事項なので凍結されたことについて訴えることはできないのです。

•銀行は口座を凍結してどうするの?

銀行はあなたの口座の預貯金から、個人再生対象になっている借金の相殺をします。

それでも回収し切れない分は、銀行は保証会社に請求することになります。

•口座が凍結されている間は何もできないの?

該当の銀行の開設口座が凍結されている間は、一切の引き出しはできません。

入金はできたり、給与口座となっている場合は収入は入ってきますが引き出せません。

•ATMで操作しようとするとどうなるの?

凍結された該当口座をATMでお金を引き出す操作しようとした場合どうなるかと言うと、「お取り扱いできません。窓口までお越しください」というような表示が出ることになります。

通帳記入やWeb明細には、相殺された後に引き落とされた残額が表示されることになり、預貯金で相殺できなかった場合は、残額0円となり項目名の箇所に「代位弁済に伴う相殺」というような表示が明記されることになります。

★銀行口座の凍結に対処できることは?

先述のとおり、口座が凍結されるのは、個人再生の受任通知が弁護士から送られた後ですので、その前に対処できることはあります。

相談した弁護士が対処の段取りを話してくれると思いますが次のとおりです。

・銀行ローンしている銀行の口座が給与振込口座の場合

個人再生手続先に銀行ローンがあったとして、その銀行に預貯金がある場合は、先に引き出しておくことはもちろんですが、給与や収入が振り込まれる銀行も同じだった場合、事前に対処しておきましょう。

給料が振り込まれても借金との相殺や、保証会社の代位弁済が終了するまで引き出しできませんので、給与や収入の振込元に振込先銀行(口座)の変更を申請しておきましょう。

振込先の変更は勤めている会社によっては手続きに時間がかかる場合もありますので注意が必要です。

・自動引き落としの対応

公共料金や保険、通信費など口座自動引き落としにしているものもお金の引き出しができないのと同様に引き落としがされないことになります。

これにより未払いで滞納ということになりますので支払い方法の変更をしておく必要があります。

一回くらい支払いが遅れても例えば電気供給がすぐに止められるということはありませんが、再引き落としのタイミングにも凍結解除は間に合わない可能性が高いですし、支払い方法の変更はしておく方がいいでしょう。

コンビニ払いの伝票を発行してもらい凌ぐこともできます。

★個人再生で銀行口座の凍結を防ぐことはできないの?

どうしても該当の銀行口座の凍結を防ぎたい場合もありますね。

例えば、会社によっては給与振込先銀行が一社に指定されている場合もありますものね。

他の銀行の選択肢がある場合には、他行の口座開設には何ら問題ありませんので他の銀行口座を開設し、給与振込先を変更することも可能ですが、会社の手配にかかる日数などはよくよく注意を払いましょう。

個人再生は債務整理するカード会社を選択することはできずに、全ての借金対象になるため、借金先に銀行ローンがある場合は残念ながら口座凍結回避を避けられないことになります。

その時には、任意整理を選択することも考えられます。

任意整理では、手続きするカード会社を選ぶことができるのです。

保証人付きのカード会社の借金がある場合にも保証人に迷惑をかけたくないために任意整理で該当から外すケースもあります。

ただし、任意整理では個人再生よりも借金の減額は少なくなります。

★銀行口座の凍結解除

口座の凍結が解除され引き出しや引き落としが再開されるのは、預貯金での借金相殺や保証会社の代位弁済が行われたあとで、1〜2ヶ月ほどかかるでしょう。

もし仮に凍結が解除されない場合は、窓口で問い合わせてみましょう。

★同じ銀行で口座の開設はできるの?

債務整理でその銀行との今後の付き合いにどのような支障が出るのか心配な人もいるでしょう。

債務整理をすると信用情報の金融事故者としてブラックリストに載ることと同様に銀行との付き合いにしばらくは支障が出るのではないか?と思う方もいますが、その銀行で借金はもちろんできませんが、口座開設はお金を借りるということではないので債務整理が全て済んだ後で新設はできます。

•個人再生中の口座開設で凍結になる可能性は?

例えばあなたが個人再生手続きと並行してたまたま転職のタイミングだったとしましょう。

これから務める会社の給与振込先口座が、たまたま今回凍結になった銀行だった場合、口座凍結で差し押さえられたり引き出しができないのか心配になりますね。

口座凍結で借金と相殺になるのはその時に口座にある預貯金分だけで、それでも足りない分は保証会社に丸投げとなり、未来入る給与や収入まで差し押さえられてしまうものではありませんので安心してください。これは法律でも禁止されています。

そして弁護士が受任通知を連絡した時から1,2ヶ月経っているのであれば既に預貯金相殺や代位弁済が済んでいる後なので口座凍結もそろそろ解除されて普通通りに使えるはずです。

★個人再生で銀行口座が凍結となった同じ銀行で新開設できるの?まとめ

・口座凍結はあなたが借金してる銀行ローンに限ってその銀行の口座のみ対象

・同じ銀行の別支店口座は名寄せにより同様に凍結される

・口座凍結は受任通知が連絡された後である

・銀行は預貯金で借金と相殺し足りない分は保証会社に代位弁済を求める

・凍結される前に給与や収入の振込先を変更しておく

・公共料金などの引き落とし口座の変更をする

・個人再生後の口座新開設は問題なく新規開設できる

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