同居の家族にバレずに秘密裏に個人再生を手続きする方法は?

「家族にバレずに個人再生したいけど秘密にできないことって何かある?」
「家族が保証人になっている場合は手続きがバレる?」

家族に心配や迷惑をかけずに借金を整理したいと思う人も、家族でもプライバシーを守りつつ秘密にしておきたいケースもあるかもしれませんね。

秘密にしたまま対処できることと、また秘密にするには難しいケースなどをあなたが把握した上で対処できるように列挙してみます。

また、家族だけでなく勤務先にも知られずに、個人再生を進める方法はあるのかなども含めて、この記事ではみていきましょう。

★郵便物や書類の多さ
既に個人再生などの債務整理を検討している人の中には、借金返済の遅延や滞納をしていて電話や郵便物など頻繁に督促を受けている人もいるでしょう。
その時点で同居の家族に知られやしないか、ヒヤヒヤしている人もいるかもしれませんね。

債務整理の手続きを弁護士に依頼する場合、すぐに受任通知というものが、カード会社(クレジットカード会社・消費者金融・銀行)に送られます。
そうすると債権者(カード会社)からの督促連絡は一切止まりますので、郵便物が自宅や会社に送られてくる心配は、一旦は一定期間なくなります。

その後も手続きを進める上での一切の書類や、裁判所からの通知なども、依頼を受けた弁護士の元に届くようになりますので、郵便物への心配はしなくてよくなります。
•取り揃える書類が多い
個人再生の手続きをするとなると、証明するための書類や現状をまとめた必要書類を揃える必要があります。
行政や関連機関から郵送で必要書類を集める場合、同居の家族には、何をしようとしているのか?と思われることも出てくるかもしれません。

★同居家族全体の収入と家計収支
個人再生の手続きをするときは、世帯全員の家計収支を提出する必要があります。
そのため、配偶者や親、同居している子供などに収入がある場合は、それぞれ個人の直近2ヶ月の収入を証明する書類が必要となります。

例えば、給与明細や源泉徴収書、課税証明書などが収入を証明するものとなりますが、これらを勤務先などから受け取る場合、あなたと家族が一緒の場所に保管していれば、一時期持ち出したりコピーを取るのは容易なケースもあるでしょう。

しかし、最近は給与明細などもWebで見るところがほとんどですので、その管理画面のID/PWを知っているか、また会社のインフラ内でしか見れないのであれば、書類としてPDFなどへのダウンロードを家族に依頼する必要が出てきてしまいますね。

また、家族が個人経営を営んでいる場合、確定申告書の控えなどが必要です。

これらを家庭内で、あなたも自由に確認できる保管体制なのか?
または、何か別の理由で家族全体の収入合計を把握したいというような口実の程で準備するかを考えれば、個人再生の手続きという理由ではなくても必要書類が整うかもしれませんね。

•家計の収支
個人再生の手続きに必要な資料の中に、家計の収支一覧表が必要となります。
これを自分が管理しているのであれば、家族にバレずに個人再生する一つの項目をクリアしたことに繋がります。

ライフラインの支払いや食材費、消耗品やその他必要経費など細かく全てを一覧できるものを作成する必要があります。

★家族が連帯保証人になっている借金
あなたが個人再生しようとしている借金の中で、保証人をたてているカード会社があるかどうかがキーになってきます。

その保証人があなたの配偶者や親、親戚だった場合、カード会社は保証人に弁済を請求することになりますので、この場合はバレずにということは難しいでしょう。
•返済中の住宅ローンを整理対象から除外できる
個人再生には、個人再生の特則として「住宅資金特別条項」があり、ローン返済中の住宅ローンを整理対象から除くことができます。
住宅ローンには保証会社や保証人がついていることが多いですので、対象から外せるのはありがたいですね。

住宅ローン特則とも呼ばれますが、あなたがもしこれを用いて個人再生をする場合、住宅ローン以外の他の整理対象の借金が通常のクレジットカードの借金のみだった場合には、ほとんどそれらに保証人は付いていませんので、家族に知れずに手続きができる可能性が高いと言えるかもしれませんね。

★勤務先に知られる可能性
•退職金見込みを自分で計算してしまう
個人再生の手続きで勤務先に連絡がいくということは考えにくいですが、もしあなたが会社員で正社員でしたら、勤めている会社に退職金制度がある場合には、退職金見込額証明書を会社に発行してもらう必要があります。

ただし、退職金見込み額は、社員規則などの退職金規定から規定を導き出し、自分で計算して作ることも可能です。その場合は、その退職金規定が乗っている部分のコピーと合わせて作成したものを、個人再生の手続きの必要書類として提出することができます。

また、会社に発行してもらう場合は、「住宅ローンを組む際に必要」だとか、「住宅ローン借り換えの審査で必要」という口実も使えるでしょう。

•勤務先からの借り入れ
あなたの借金の中で、会社の労働組合などからの借金や、社員への貸付制度を利用している借金に対して個人再生となってしまった場合には、会社に秘密に手続きすることはできないでしょう。

まず労働組合などの返済は、給与天引きになっているケースがほとんどですので、受任通知が連絡される時点で給与天引きを止める必要があるからです。

個人再生には住宅ローン特則はありますが、債務整理する債権先(貸元)を選ぶことはできません。(任意整理は債権先を選べます)

•会社にバレずに個人再生したい
先述の通り、個人再生では債務整理するカード会社を選ぶことはできなく、「債権者平等の原則」が働きます。

どうしても何としても会社にバレずに個人再生したい場合には、会社関連の貸付に関して先に完済することも苦肉の策ではありますが、意図的にある特定のカード会社にだけ、優先的に返済を行うと偏頗弁済とみなされてしまうことになりますので注意が必要です。

どうしてもの場合は、専門家に依頼する1,2ヶ月前に完済をしておきましょう。

★個人再生後のブラックリスト
債務整理をすると個人信用情報機関に金融事故者として登録される期間があります。
通称「ブラックリストに載る」ということです。

7〜10年ほどはクレジットカードを作ったりローンを組んだりはできなくなりますので、もしあなたの名義で家族カードを作っている場合は、そのカードも無効となりますので使えなくなることで家族が債務整理の事実を知る可能性も出てきますね。

仮に今その家族カードをあなたも家族もあまり使っていなかったとして、あなたが個人再生の手続きをする時に整理対象額がその家族カードに存在していなかったとしても、いずれそのカードも使えなくなります。

信用情報機関は情報を共有していますので、債務整理したことはカード会社に知れるからです。
すぐに知れることはなかったとしても、更新のタイミングで行われる審査で発覚しますし、カード会社によっては定期的に与信をパトロールしているところもあるので、早い段階でブラック情報が知れる可能性が高いです。この与信のパトロールを「途上与信」と呼びます。

また、家族カードの本会員があなた以外の家族のものだったら影響はありません。

•家族がカードやローン契約する際の審査
念のため家族に個人再生がバレるリスクとして書きますが、あまり必要以上に気にする必要はないことではありますが、あなたがブラックリストに載っている期間、あなたの同居している家族が新たにカードの契約やローンを組もうとした場合の審査時で、稀にブラックリストに載っているあなたと同じ姓名、同じ住所であることが知れた場合、生計を一緒にしている同居家族の収支全体を懸念されて、審査額が低く設定されることが起こる場合もあります。
ですが、家族がカードを契約できないことにはなりませんので安心してください。

•闇金などからの連絡
ブラックリストに掲載されている債務整理経験者が一定期間借り入れができないことにつけこんで、闇金などの業者がブラックリストに載っている人でも借金ができることを謳い、郵便物を送りつけてくることがあります。

これはブラックリストや違法なデータ収集などによって住所を調べ送って来ることがあるようですので、郵便物に書かれた見出しによっては家族がびっくりするかも知れませんが、無作為に送られてきたものとも言えることができるでしょう。
そして絶対にこれらの業者には手をつけてはいけません。

★官報に掲載される
債務整理をすると官報に数回掲載されます。

官報は国が発行する新聞みたいなもので、国が何か通達したいことや法律関係について書かれた発行物です。

一般の方も見ようと思えば見ることはできますが、特別な事情で閲覧する人や特別な業界に勤めている人以外はあまり見られることはありません。
また、債務整理を着手した時、手続きの判決が下りた時など、数回載るといっても掲載される人の人数も膨大ですので、このことからもあなたと特定される可能性は低いです。

ただし、家族が金融関係や士業など官報をチェックする環境にある場合は見られるリスクはゼロではないですね。
★同居の家族にバレずに秘密裏に個人再生を手続きする方法は?まとめ
・受任通知が連絡されれば督促の電話や郵便物は止まる
・弁護士に依頼すれば一切の郵便物は弁護士に届くようになる
・個人再生を手続きする必要書類を揃える行為で家族への影響が関わる
・家計の収支をあなたが管理しているのであれば家族にバレにくい
・住宅ローンは特則で手続き対象から外せるため保証人になっている家族にバレない
・会社の労働組合などに債権先がある場合は手続きのしばらく手前で自然に完済しておく

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です